Diary

寝ぼけ眼で家を出る 髪形だけは一人前のニワトリ頭
こんな日に限って 君と出くわしてしまう

どうして恋とは こんなにも タイミングの悪いものなのか
未だ覚めない 僕を笑った 君が何より素敵

空を泳ぐ羊たち 運ぶ風、君の香り
青くも 甘くも 切なくもある形 きっと誰にも言えないまんまさ

赤面しながら綴っていった 空想ノートの片隅に
「そら、突撃!!」 書いては千切って 凹んでいるけど
君の方といえば 今日も変わらぬ そのあどけなさで
僕のちっぽけな世界観を チクン!と突っついてくるのだ!


冗談、本音を織り交ぜた 君の理想に僕も混ぜてって
言うから余計に聞けなくなる 本当の君の気持ちさ

君想う心 若葉マークももう卒業
七転八倒 ズッコケていても もっと男磨いていかなくちゃ!

赤面しながら綴っていった 空想ノートの片隅に
「君を守るんだ!!」 小さく書いて 盛り上がっているけど
君の方といえば 時に見せる あの大人の仕草で
僕が勝手に持ってる君を 激しく揺れ動かすのさ

「何でも相談してね」 言う程、何も語れやしない
手探り、不器用 戸惑う僕を 今度はもう笑いはしないで

赤面しながら綴っていった 空想ノートの全てを
「君が好き!!」って胸張ってさ 記していくのだ!!
次いで言葉にもするのだ!!!! 君に気付かれぬように
そっと 遠い背中に呟いた 「君といれたら…」 「うまくいくかなぁ」
またもや真っ白になるのさ…

(2007.11.12)


鮮明に覚えている思い出や、イメージは
頭の中にまるでノートとペンがある様に残っていくものです。
時折、自分の日記帳を読み返す様な気持ち。
「ああ、こんな事もあったな」「まだまだ若かったな」
そう思い返しながら書き上げた
ちょっと笑ってしまうようなコミカルなラブストーリーです。

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